こんにちは、@yuppy_kakeruです。
ケンチク歴17年/現場叩き上げ→店デザイン設計&施工/最近はクリニックに特化中。
ケンチク現場管理を長い間やって来ましたがぶっちゃけストレス度高めです。ケンチク続けるなら早目にポジションを変化させてストレスの少ない立場に移行するのがおすすめです。
現場管理はストレス高め
現場管理の仕事はケンチクの中でも設計や監理、作業員に比べかなりストレス度高めだと思います。
要は会社で言う中間管理職なんですよね。
外部との関係では→設計、元請け、協力業者に行政関係。
会社内部では→上司、部下
いや〜対人関係で挟まれ過ぎ…。
ストレスの原因は?
全ての業種に言える事ですが現場管理でもストレスの原因は
・対人関係
・時間(納期、工期)
・職人手配
・クレーム対応
・提出書類の多さ
ですね…。
具体的にいきますと対人関係でのストレスは
・元請け
・設計
・職人
時間的ストレスは
・短い見積り期間
・短い工期(ケツが決まってる)
・提出書類の多さ
クレームへの対応
・着信恐怖症になりそう
無償作業
・メンテナンスはタダと思われている。
・見積りは無料。
・入札案件、相見積もり
・値引き当たり前
・プラン図面は無料だと思われている。
うーむ
書き並べるだけでもストレス感じちゃいます。
この中でも
職人手配と工期とクレーム対応がかなりストレス度高いです。
工期に関しては始まる前からケツが決まっている事がほとんど。非常に厳しい…。正直現場が始まってしまえば工期に間に合わせるが最優先事項でもあるので利益減ってでも間に合わせるのが最優先になります。
そして職人の段取りミスや工事のズレによる日程不都合があれば一大事。。職人探しに疲労、消耗、絶望。。。
クレーム対応は対処できたとしても負のエネルギーが大きい事柄でかなりメンタルやられちゃいます。正直、電話鳴るだけでドキッとします。
【回避】ストレス事項を減らすには
上に羅列したストレス事項ですが立場を変える事によっては減らせるんですよね。
例えば
施工だけの請負から設計施工に変える。設計から請負えると全体スケジュール管理もし易く比較的思い通りにできる案件も多くなります。
下請けの立場を抜け出し元請けとして仕事を取る。元請けになれば金銭的立場でも優位になるので下請け時代の元請け依存から抜け出せます。(下請けへの無理な価格交渉はよく有りませんよ)元請けも儲け、そして下請けも儲ける。しっかりと工事予算を確保する、これが本来元請けのやるべき事なんです。
競争入札案件はしない、相見積もりはしないと決める。入札は安いところが仕事を受注するので利益率が低くなる。そして相見積もり案件かを見極める為には企画や設計に入る段階で施主の意見を聞いておくこと。
クライアントを変える。短い工期は飲食業に多いので、クライアントを変えるんです。得意分野を変える必要があるので少しずつノウハウを集める必要が有り、時間がかかりますが飲食案件より例えば医療系案件の方がストレス低いです。
時間外の電話、休日の電話は出ない。昔は寝ている時以外であれば電話にも出ていたし、休日でも関係なく電話に対応していました。これ、消耗するだけです。今では時間外、休日のの電話には一切出ないと決め少し解放されてます。
最後は仕事を断る勇気。
これ大事です。無理に見積もりに参加したり、工期のない仕事は受けないようにする。相見積もり有りきなら断る勇気も大事です。
無駄になる仕事を極力減らし、行動が利益に直結させる事を意識するようにしましょう。
とはいえ現場管理の仕事は本当に大変です。
大変なので施工管理者不足なのかがよく分かります。全ての業種の知識が必要で、時間管理能力が有り、コミュ力高めがいい。現場判断決断能力も必要。一番必要なのは問題解決能力。
こんなにマルチな能力が必要なので希少なのは当たり前ですね。施工管理職は求人も豊富ですので今の会社が変化に対応できなくストレス高めだったら思い切って転職も有りですね。